バネ指になりたくないので、なにか対策があるなら教えて欲しいです。
こういった疑問に答えます。
このページでは
- 期間工に多いバネ指とは?
- バネ指・腱鞘炎の予防法と対処法
以上の2つをまとめています。
この記事を書いている私は、期間工を2年ほど経験しています。現在は完治していますが、入社して3ヶ月ほどはバネ指に悩まされていました。
バネ指になる人は一定数いますので、この記事を読んでバネ指対策をしてしてもらえばと思います。
Contents
期間工に多いバネ指とは

バネ指がどんな病気か分からない方のために、まず症状と原因について簡単に解説します。
バネ指の概要と症状

バネ指とは「指に発症する腱鞘炎の一種」で、手をよく使う職業の方に多い病気です。
工場勤務者や、パソコンをよく利用する人がバネ指になりやすいですね。バネ指になると以下のような症状がでます。
- 朝起きると指が固まっている
- 指を曲げようとするとカックンと曲がる
- 曲げると指に痛みが走る
- 指の曲げ伸ばしがスムーズにできない
- 日中になると指の痛みが軽減される
上記の通り、バネ指になると指に違和感がでますので、生活がちょっと不便になりますね。
指がスムーズに曲がらなくなり始めたら、バネ指になったと思ってもらっていいです。
初期症状のうちはたいした痛みはありませんが、症状が悪化すると指を曲げるたびに鋭い痛みが走るようになります。
バネ指になる原因
期間工の場合は、指の負担が大きい作業をするとバネ指になりやすいです。
特にインパクトレンチやシステムレンチなどの、電動工具を扱う人がバネ指になる確率が高いですね。
私が担当していた工程でも、手の負担が大きいビックサイズのシステムレンチを扱っていたので、残念ながらバネ指になってしまいました。
指の負担が少ない工程ならバネ指になる人はほとんどいませんが、電動工具を多用するような工程はバネ指になる可能性があるため注意が必要です。
バネ指・腱鞘炎の予防法

予防法は以下の3つです。
- パラフィン浴を利用する
- 指の使い過ぎに気を付ける
- 作業中はなるべく指に負担をかけない
①パラフィン浴を利用する

パラフィンとは蝋(ロウ)のことです。
美容目的で使われることもありますが、工場では腱鞘炎予防のために使います。パラフィン浴に手を突っ込むと、内側からじんわりと手が温かくなり、手の血流を良くしてくれます。
作業をする前に手を温めておいた方がいいので、就業前に使うと効果的ですね。
たいていの工場にパラフィン浴は設置されています。腱鞘炎予防のためにも、パラフィン浴は積極的に利用しましょう。
②指の使い過ぎに気を付ける
バネ指になるのは、指へ負担をかけすぎているのが主な原因です。
ですので、仕事で指を使い過ぎる人は、普段はなるべく指を休ませてください。
スマホやパソコンの操作は指へ負担がかかりますので、長時間使用しないとか、片手だけでスマホを操作しないなど、指を使い過ぎないための工夫が必要ですね。
プライベート中は「出来るだけ指を休ませること」が重要となります。
③作業中はなるべく指に負担をかけない
作業工程にもよりますが、バネ指になる方は「無駄に力を入れて作業してる」ケースが多いです。
特に作業に慣れていないうちは、楽に作業する方法が分からないので、指にかかる負担も大きいです。
私もそうだったのですが、余計な力を入れて作業していると、指の負担が大きいためバネ指になりやすくなりますね。
指の負担を軽減させるためにも、作業中は無駄な力を入れすぎないようにしましょう。
バネ指・腱鞘炎になってしまったときの対処法

上司に相談する
予防したにもかかわらずバネ指になってしまった場合は、まずは上司に相談してください。
上司に相談したときの対応はメーカーごとで違いがあり
- トヨタ→ラインから外れて清掃作業をさせる
- 他メーカー→様子を見つつ、そのまま作業させる
といった感じの対応になるので、たいていは様子を見ながらそのまま仕事することになるかと思います。私も様子を見つつ、作業続行でした。
おそらく様子見になりますが、上司に相談するとことで工場に併設する病院を紹介してもらえたり、セルフケアの方法を教えてもらえたりすることもあります。
もしバネ指になったら、ひとまず相談しておきましょう。
マッサージをする
ぬるま湯でのマッサージは効果的です。
バネ指気味になったら、お風呂で手を優しくマッサージしてあげてください。ゆっくりと手をグーパーグーパーしたり、指をストレットするといいです。
血流もよくなりますし、ある程度はバネ指の早期回復が見込めます。簡単に実践できるセルフケアなのでぜひお試しください。
補足:バネ指は自然回復するケースも多いです
作業に慣れてないうちは動きに無駄が多くてバネ指になったりしますが、慣れてくるといつの間にかバネ指は自然回復することもあります。
そういったケースもよくありますので、会社としても様子見をしつつ作業続行させることが多いのではないかと思います。
私も入社して3ヶ月ほどはバネ指に悩まされていましたが、仕事に慣れてきたころにはいつの間にかバネ指は治ってました。作業に無駄がなくなってきたので、体の負担もかなり楽になった感じでしたね。
もちろん全員が治るわけではありませんから、もし様子見をしてもバネ指が悪化するようなら、再び上司に相談しましょう。
あまりに酷いようであれば、上司が配置換えなど何かしらの対応をしてくれますよ。
期間工に多いバネ指・腱鞘炎 まとめ

記事のポイントをまとめます。
- 電動工具を扱う工程だとバネ指になりやすい
- 就業前はパラフィンを利用する
- 指の使い過ぎに気を付ける
- 無駄に力を入れて作業しない
- バネ指になったら上司に相談する
バネ指については以上ですね。これから期間工になる方は、バネ指の予防法を把握したうえで働くと、バネ指になる確率もグッと下がるかと思います。
重要なのは「いかに指に負担をかけないか」ってことですね。
バネ指になると仕事や日常生活にも影響がでますので、日頃から手のケアはしっかりしておきましょう。
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