実際、ずっと期間工って生き方はありなの?
こういった疑問に答えます。
この記事を書いている私は、期間工を2年ほど経験しています。
先に結論から言うと、期間工は一生続ける仕事ではありません。実際に期間工として現場で働きましたが、期間工をずっと続けていくのはかなり難しいと感じました。
本記事では「期間工を一生続けるのはやめた方がいい理由」について深掘りしていきます。
Contents
期間工を一生続けるのはやめた方がいい理由

理由は以下の3つです。
- 雇用が不安定である
- 体力的に続けるのが難しい
- 社会で役に立つスキルが身につかない
雇用が不安定である
期間工の雇用形態は「契約社員」となります。
期間工の契約は、基本的に3~6ヶ月ごとに契約を更新していきます。よほど勤務態度に問題があったり、働けない状態にならない限り、契約が打ち切りになることはほぼありません。
しかし、会社が不祥事を起こしたときや、リーマンショックのようなことが起こると、期間工は真っ先に首を切られてしまいます…。
実際、リーマンショックが起こったときは期間工の雇止めが発生したため、多くの期間工が職を失いました。
会社の景気がいいときは採用もされやすくモリモリ稼げるのですが、ひとたび不景気になると期間工の仕事は無くりますね。
いつ首になるか分からないので、ずっと期間工を続けるのはリスクが大きいです。
体力的に続けるのが難しい
期間工は体力勝負の仕事ですので、体力のある若い人が圧倒的に有利です。
そのため、よく「きつい!」と言われる組み立て工程は、基本的に体力のある20~30代が担当します。
しかし、期間工経験者なら、運が悪いと40代でも組み立て工程に配属されることがあります。若くてもきついのに40代で組み立て工程をするのは、、、かなりきつくないですか?
若いから耐えられるのであって、歳を取ってからの組み立て工程は本当につらいですよ。
歳をとるときつい工程に配属されることは少なくなるでしょうが、職場は自分では選べませんので、運が悪いときつい工程に配属されてしまいます。
ずっと期間工を続けるとなると、自分の体が耐えられるのか心配になりますね。
社会で役に立つスキルが身につかない
期間工の仕事は単純作業が基本です。スキルを必要としない、誰でもできるような作業を任されます。
そのため、期間工の仕事では社会で役に立つスキルが一切身につきません。スキルがまったくない人は、怪我や病気で期間工を続けられなくなったときが問題ですよね。
若いうちはスキルがなくても転職できますが、40代50代で期間工しか経験していないと転職は難しいです。
やはり、期間工を一生続けていくのは、リスクが大きいのでオススメできません。
期間工をずっと続けないためには

具体例な対策方法は以下の3つです。
- 目標を決めて働く
- 期間工から正社員を目指す
- さっさと転職する
順番に見ていきましょう。
目標を決めて働く
あらかじめ期間工で働く「目標」を先に決めてしまいます。先に目標を決めておけば、ダラダラ期間工を続けることもありません。
何となく期間工をしている人に多いのですが、目標もなく期間工を続けていると、なかなか期間工から抜け出せなくなりますよね。
契約期間を満了して退社する
↓
他の仕事を探してみる
↓
他の仕事は給料が低い
↓
とりあずまた期間工で働こう
職場でも期間工を10年以上続けている先輩がいましたが、こんな感じでずっと期間工を続けてしまうようです。
期間工を続けるなら、長くても3~4年あたりが限度ですかね。
期間工で3年も働けば700~900万円くらいは貯金できるので、たいていの目標は達成できるかと思います。
「海外留学のために200万円貯金する」「借金を完済するまで働く」など、自分なりの目標を決めて期間工にチャレンジすればOKですね。
期間工から正社員を目指す
ずっと期間工を続けるくらいなら、期間工から正社員を目指した方がいいかと思います。
期間工から正社員になれば、期間工のように簡単に首を切られることはありません。
仕事は期間工より大変になりますが、そのぶん給料も上がっていきますし、「大企業の正社員」という大きな社会的信用も得られます。
ずっと期間工を続けるより、間違いなく未来は明るいですよ。
「そろそろ地に足のついた安定した生活がしたいな」という方は、正社員を狙ってみてもいいかもしれませんね。
期間工と正社員の違いはこちらの記事で詳しく解説しています
期間工と正社員の違いとは?大きく分けて4つ違いがあります

さっさと転職する
無難な方法ですが、期間工で働いているうちにさっさと別の会社へ転職しています。
期間工は下手な正社員より給料が高いので、転職することで一時的に給料は下がるかもしれません。しかし、長期的に見ると期間工より正社員の方が有利な点が多いです。
正社員の方が雇用も安定しますし、社会的信用だって高いですし、昇給だってあります。
やはり期間工でずっと働くのはリスクが大きいので、どこかのタイミングで転職した方がいいですね。
期間工の給料をもらいながら転職活動をしてしまえば、金銭的なリスクは少ないですよ。
目先のお金だけを追いかけるのではなく、将来を見据えて行動した方がいいかなと思います。
期間工を一生続けるのはやめておこう

期間工は大企業の契約社員ということもあり、高待遇の求人が多いです。学歴・スキル不要で「年収400万円以上+寮費無料」の仕事なんて、そうそうありません。
しかし、一生続ける仕事ではないですね。
あくまでも自分の目的を叶える手段として、期間工を活用した方がいいかと思います。「期間工で稼ぐ→目的を達成する→次の目標へ」という流れが理想ですね。
というわけで、今回は以上です。これから期間工で働く予定の方は、計画的に期間工を活用していきましょう。
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